こんにちは、森山です。
今日は日常の中で感じた日本人らしさについて書きたいと思います。
先日、町内会の不燃物回収があり私の組が回収当番だったため作業終了の際に皆んなに出すジュースをスーパーに買いに行きました。
ジュースを買い終わってレジで沢山のジュースを入れるための有料ビニール袋をカゴに入れたら店員さんがレジから離れて何か確認しに行きました。
戻ってきたら開口一番に『あちらに段ボールがありますから、それでよかったらどーぞ。ビニール袋はそのままで結構ですよ』と言われたので買ったジュースは段ボールに入れることにしました。
このたかがビニール袋ですが、収益よりもお客様のことを優先する店員さんの姿に「日本人の他者の気持ちを汲み取る」という日本人らしさを感じました。
こういうことは皆さんもよく経験していることではないでしょうか?
そうすると、今度は自分も他の所で他者の手助けをしようという気持ちが沸き起こります。
それが、気持ちの物々交換というものでしょうか。
それから話は続きます。
回収作業から帰宅してしばらくすると、町内の回覧板が回ってきました。
開けると最初に近くの清掃工場のダイオキシン濃度の観測結果の報告がありました。
そこには「ここ2021/22年は2019 年に比べてダイオキシン濃度が上昇していて問題だ」というような事が提議されていました。
ダイオキシンは主にゴミを焼却させる際に大気中に排出されます。これは完全には抑止できないことではないかと思われます。
ここ2年といえば、丁度コロナで外出できない時間が続き、皆さん家で過ごしたり食事をする機会が増えたと思います。当然、家庭内ゴミは増えているでしょうしコロナがもしかしたらダイオキシン増加に一役買っていたかもしれません。
ダイオキシン抑止に私ができることは、「ゴミを少しでも出さない工夫をすること、無駄なものを持たない、出さない」ことかなって思います。
そこで、先述のスーパーの店員さんの振る舞いですが、有料ビニール袋を売らなかったということは僕が少しでもゴミを出すことを抑えてくれたことにつながったんだなと気づいたんです。
そしてもしかしたらこの店員さんはプラスチックでできたビニール袋がダイオキシンにつながると無意識に察知していて僕に段ボールを勧めてくれたのかなと勘繰ってしまいました。
こんな何気ない日常の中に日本人ならではの『空気を読む』とか『人の気持ちに寄り添う』というような五感のいろんな感覚がDNA的に研ぎ澄まされいていることを感じました。
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