帯は、キモノを体に固定させるためのものです。
着物を羽織って最後にキュッと帯を結び完了。
ただ、用途はそれだけではありません。
帯の起源は古代の狩猟時代からとも言われています。
古代人は帯を腰に巻きそこに狩猟の道具を挿し、動物を捕獲していました。
武士の時代には”名字帯刀”という言葉がある通り、帯は腰に刀を挿すために欠かせない装身具でもありました。
本のPRのために巻くカバーを帯と言いますし、価格帯、時間帯など生活の至る所で使われる”帯”という文字。
このように日本人にとっては、バラバラなものをひとまとめに括るものとして身近にあるものです。
帯は上半身と下半身を一つに結ぶものとして、魂が肉体から離れないように心と体を結うものとして日本の文化に根付いてきたのではないでしょうか。
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