こんにちは、森山です。
先日、当店オリジナルの『喜咲屋の帯(半幅、八寸)』をAmazonで販売することにして、その準備を進めています。
が、おいそれとは出品まで辿り着けず、まず本人確認を含めたオンライン審査があり、そのほか国際的な流通標準化機関が商品を一元管理する製品識別コードの申請が必要だったり(当方は未申請のため製品コード免除申請)、今度は『喜咲屋(kisaya)』という名前を出すのにブランド登録が必要(要するに商標権)であったりして、先日、商標権申請を特許庁へ提出したところです(審査は数ヶ月から一年、それから査定、登録に至る)
なぜに、自分達で考えた屋号(”喜咲屋”とは皆様に喜びの花が咲きますようにという想い)を出すのにブランド登録しないといけないのか?と疑問が湧きました。
でも、これら全てが”信用”という概念の上で成り立っている、信用取引なんです。
何かの資格だったり、証明だったり、契約書等という信用できる証がないと取引ができないのです。
そして、全ての手続きにおいて申請料、登録料等が発生する。
これが、西洋のシステムであり日本もこの海外からきたシステムにどっぷりと組み込まれているのを実感しました。
昔の日本人はご近所で物を貸しあったり、自分のうちで作った野菜をお裾分けしたり、またその返礼にお菓子をもらったりと、何か目に見えないものでお互いがつながり合い信用していたと思います。
この文化は災害などの非常時に見知らぬ人同士で助け合う精神に息づいています。
目に見える証がないと信用できない”西洋の文化”と”目に見えないもので繋がっている日本の文化”の違いを今回のAmazon出品で改めて気付かされました。
これから、メタバースの世界になって、感情を持ったAIに人がコントロールされる世界になると思います。
既にその技術は確立されていっています。
日本人はやはり世界に類を見ない『和』の精神を守りつつ、同時に西洋のシステムに取り込まれない姿勢(一元管理・コントロール)が日本が守られていく事につながるのではないかと思います。
Amazon出品が整いましたら、お知らせしますので皆様どうぞよろしくお願いいたします。
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